講義内容原稿用紙(シラバス):2004年度
青山学院大学:経済学部
科目名 環境経済学
担当者名 安田 八十五
配当年次:3・4年次 単位数:4 学期:通年 曜日:火 時限:5(16:20−17:50)
教室=青山キャンパス931(大学9号館3階:マルチ・メデイア教室)
1.授業の目的と内容
環境問題に関する経済政策学的接近の理論と実際とを講義する。理論面としては応用経済学である環境経済学の基礎理論から出発し、最近の先端理論にまで進む。実証面・政策面としては、地球温暖化問題等の地球規模環境問題から身近なごみリサイクル問題までとりあげる。身近な事例研究をたくさんとりあげ、実際の環境問題から環境経済学を学習して行く予定である。
現実の環境問題からはじめて、それをどのように理論化し、政策提言して行くのかを考えていきたい。経済学的手法としては、ミクロ経済学・公共経済学の方法を適用するが、予備知識として無くとも理解できるように進める。
2.授業計画
前期:
1.
環境経済学序論1:環境問題とは何か?
2.
環境経済学序論2:現代の環境問題の特徴と分析法
3.
ごみリサイクル問題の事例研究1:ペットボトルからごみリサイクル問題を考える
4.
ごみリサイクル問題の事例研究2:家電リサイクル法の効果と課題:不法投棄問題と費用負担問題
5.
ごみリサイクル問題の事例研究3:繊維リサイクル問題:ファイバーリサイクルネットワーク(本部横浜)の活動から考える
6.
水環境問題の事例研究1:東京湾の水環境問題:東京湾アクアライン(横断道路)問題:三番瀬問題:盤州干潟保全問題:野島と平潟湾の野外調査実習
7.
水環境問題の事例研究2:霞ヶ浦の開発と環境保全問題
8.
水環境問題の事例研究3:尾瀬の自然保護問題と経済的価値
9.
地球規模環境問題の事例研究1:地球温暖化問題と我々のライフスタイルの再考
10.
地球規模環境問題の事例研究2:地球環境保全政策の評価
11.
前期レポートの発表1:
12.
前期レポートの発表2:
後期:
1.
環境経済学の基礎理論1:環境政策の総合評価に関する理論と実際:概論
2.
環境経済学の基礎理論2:プロジェクト評価・環境政策評価の基本的フレームワーク
3.
環境経済学の基礎理論3:ごみ問題への適用事例
4.
後期レポートの中間発表:
5.
社会的費用便益分析の方法と適用1:東京湾横断道路プロジェクト(アクアライ)の事例研究
6.
社会的費用便益分析の方法と適用2:消費者余剰の考え方、費用と便益の測定 、簡便評価法、総合評価
7.
社会的費用便益分析の方法と適用3:潜在価格(Shadow Pricing), 社会的割引率,現在価値法,内部収益率,感度分析
8.
仮想的市場評価法の方法と適用1:尾瀬の事例研究
9.
仮想的市場評価法の方法と適用2:レジ袋の事例研究
10.
コンジョイント分析の方法と適用:霞ヶ浦の事例研究
11.
後期レポートの最終発表1:
12.
後期レポートの最終発表1:
3.授業方法
前期は、実際の環境問題に関する取り組みの事例を中心に進める。後期は、環境経済学の理論及び方法論を学び、政策提言を行い、政策評価を実行できる能力を身に付けることをめざしたい。
パソコンプロジェクターを用いてパワーポイントで講義を進め,講義資料はネット上で公開するので,受講者は指定された講義資料をダウンロードし,予習してから出席すること。また,実際の事例はビデオ等でも紹介する。
4.成績評価の方法
出席状況(25%)、前期レポート(25%)および後期レポート(50%)
5.教科書
1.
安田 八十五著(2004)『ごみが日本を滅ぼすーごみから社会を見つめ直す政策提言―』(仮題)、日報(近刊)
2.
大野 栄治(編著)(2000)『環境経済評価の実務』、勁草書房
6.参考書
1.
安田 八十五著(1993・2001)『ごみゼロ社会をめざしてー循環型社会システムの構築と実践―』、日報、2500円
2.
鷲田 豊明・栗山 浩一・竹内 憲司〔編〕(1999)環境評価ワークショップ:評価手法の現状、築地書館、平成11年2月
7.連絡先:
安田八十五 Dr. Yasoi
YASUDA
〒236−8501横浜市金沢区六浦東1-50-1関東学院大学経済学部教授:研究室直通電話:TEL&FAX:045-786-9802 電子メイル: yasuda85@kanto-gakuin.ac.jp
関東学院大学安田研究室ホームページ: http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~yasuda85/
安田八十五個人ビッグローブホームページ: http://www5d.biglobe.ne.jp/~yasuda85/
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