環境論 A

安田 八十五

教科書:安田 八十五 「ごみが日本を滅ぼす」(仮題)、日報、2004年(近刊)
授業のねらい:秋学期(9月―1月)毎週月曜日2講時(10301200) 教室=フォアサイト2階F202 

1.                    目標:環境問題を解決するための公共政策の形成に関して、その理論と実際について講義する。とりあげる事例としては、温暖化問題等の地球規模環境問題から空き缶問題等のごみリサイクル問題に至る。基礎理論に関しては、主として環境経済政策学の方法論を用いる。

2.                    研究対象:取り上げる環境問題は、主として、次の3分野を予定している。

1)                                                 ごみリサイクル問題、2)自然環境保全問題、及び、3)地球規模環境問題。

とくに,ごみリサイクル問題を重点的に議論する。

授業計画:

第1週    環境論:序論
第2週    ペットボトル・レジ袋からごみリサイクル問題を考える:現状と課題

第3週    横浜市のごみリサイクル政策の分析と評価
第4週    家電リサイクル法の効果と課題:不法投棄問題と費用負担問題
第5週    横浜市・神奈川県の公害・環境問題を探る   
第6週    野島・平潟湾流域を歩いて水環境問題について考える
第7週    横浜の水環境問題を考える(総論と各論):横浜港の現地調査等、侍従川探検隊
第8週    東京湾の水環境問題:東京湾アクアライン(横断道路)問題:三番瀬問題:盤州干潟保全
第9週    地球温暖化問題と我々のライフスタイルの再考

10    環境政策の総合評価に関する理論と実際:概論

11    プロジェクト評価・環境政策評価の基本的フレームワーク

      プロジェクト評価の6段階プロセス,With and Without Comparison Method
12    費用便益分析入門:概論

    消費者余剰の考え方、費用と便益の測定 、簡便評価法
13    環境総合評価の理論と実際

     潜在価格(Shadow Pricing, 社会的割引率,現在価値法,内部収益率,感度分析
14    環境・アメニティの経済的価値の測定と評価(環境経済学入門:概論)

     環境の自由財的性格,外部性の理論、市場の失敗,機会費用,旅行費用法、

仮想的市場評価法(Contingent Valuation Method: CVM, コンジョイント分析、他
15    最終レポートの発表と評価

参考書 安田八十五著(1993・2001)『ごみゼロ社会をめざしてー循環型社会システムの構築と実践―』, 日報:安田八十五  「アメリカン・リサイクル−環境問題に挑戦する米国の企業と市民−」,日報、19944月(初版),200010月(5版):鷲田豊明・栗山 浩一・竹内 憲司〔編〕(1999)「環境評価ワークショップ:評価手法の現状」、築地書館、平成11年2月:大野栄治編著(2000)「環境経済評価の実務」、勁草書房:日引聡・有村俊秀(2002)入門環境経済学、中央公論新社

成績評価方法:講義への出席状況(30%)、学期中のミニレポート(20%)、最終レポート(50%)

関連科目:公害論、現代都市論、総合講座(横浜論)、人間と環境(ごみリサイクル論)、人間と環境(環境フィールドスタデイ)、工学部の都市・環境関連科目、人間環境学部の環境関連科目

質問受付時間(オフィス・アワー):毎週月曜日12:10-12:50 電子メイルでも受け付ける 

E-Mail:  yasuda85@kanto-gakuin.ac.jp

関東学院大学安田八十五研究室ホームページ: http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~yasuda85/

注:学外の方も「科目等履修生」として申し込み登録すれば、受講が可能です


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